合同会社直會(NAORAI Co.,Ltd)
代表 石橋直
この極印龍馬の構想は今から約5年前、2010年ころから私の頭の中にありました。
ある会合で坂本家九代目当主坂本登氏と出会い、そこで坂本登氏と意気投合した、というのがきっかけです。
坂本家の男子の名前には、必ず「直」という文字がつく。私の名は「直」。
そういったことも何かの縁だったのかもしれません。
直會の設立以前、私は個人で貿易事業に携わっておりました。
貿易事業をやる中で、改めて日本の歴史、日本文化のすばらしさ、日本人としての誇り。
そういったものを再認識するようになりました。
その中で、坂本登氏と出会うことになります。
もともと私自身、龍馬には興味がありました。
龍馬という人物のどこにひかれていたかー。
龍馬は身分が低く、何の後ろ盾もないにも関わらず、自分の意思を貫き、周囲に影響を与え続けました。
今の世の中でいうと、新人地方公務員が数年で国の政治体制を変えてしまう、という感じでしょうか。
兎にも角にも、世間の抵抗をものともせず、どんどん理想を現実化していく。
しかしながら相手を尊重し、和を尊重した龍馬。
日本には、こういったすごい人物がいたのだ、ということを世界に知らしめたくもなりました。
しかし、それを広めるには、人が集まらなくてはいけません。
語り合える場がなくてはなりません。
そのきっかけには「酒」がうってつけ。
日本は日本書紀で描かれた時代に、すでに日本酒が登場してきています。そしてそれ以降、日本ではずっと日本酒が「酒」として呑まれてきました。
酒を造るなら、最高の酒をつくってもらおう。
日本の文化を丁寧にきちんと承継しているところに酒をつくってもらおう。
そこで出会ったのが京都伏見で340年の歴史を有する、「月の桂」で有名な増田徳兵衛商店、増田徳兵衛氏です。
増田徳兵衛氏との出会いから一気に龍馬の酒の考想が実現化してきました。
振り返れば、もし、増田徳兵衛氏に龍馬の酒の提案を断られたらこの酒はできていなかったのです。
龍馬が一番奔走した場所は京都。
やはり、酒を造るなら京都の酒蔵にお願いしたい。
その京都の酒蔵の中で、歴史を重んじ、昔ながらの文化をこだわって承継している酒蔵。
しかも、何の後ろだでもない人物からの依頼を快諾していただける酒蔵・・・・。
普通なら、そんな酒蔵はないでしょう。
しかし、古い知り合いからご紹介をいただき、出会うことができたのです。
本当に増田徳兵衛氏の懐の深さに、心から感謝いたします。
酒は好きだが、酒の事業に対しては未経験。
いろいろな厳しいご意見も頂戴致しましたが、龍馬を見習い、思いを現実化しました。
やっとスタートラインに立つことができました。
この坂本龍馬の化身「極印龍馬」を世界に旅立たせるために、
増田徳兵衛商店、坂本登氏、この酒を造るにあたり協力してくださった方々への恩返しと
日本伝統文化の世界への発信と定着化。それが我々の今後の仕事になります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
合同会社直會(NAORAI Co.,Ltd)
代表 石橋直
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