http://eiga.com/news/20160319/9/
[映画.com ニュース] 映画ジャーナリストの小西未来氏が監督した、日本酒にまつわる長編ドキュメンタリー「カンパイ!世界が恋する日本酒」が、北米で今年劇場公開されることが決定した。
米AMCネットワーク傘下の映画配給レーベルSundance Selectsが3月16日(現地時間)、本作のワールドセールスを手がけるFortissimo Filmsから、北米での権利を獲得したことを発表。プレスリリースによれば、「KAMPAI! FOR THE LOVE OF SAKE」のタイトルで、ニューヨークを含む複数の都市での劇場公開を予定しているという。
ハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)に所属し、米ゴールデングローブ賞の投票権を持つ小西監督の長編映画デビュー作。外国人として初めて杜氏(とうじ)になったイギリス人のフィリップ・ハーパー氏、神奈川・鎌倉在住の米ジャーナリストで“日本酒伝道師”として注目されるジョン・ゴントナー氏、震災に揺れる岩手の老舗酒造を継ぐ「南部美人」5代目蔵元の久慈浩介氏。まったく異なる背景を持つ3人の挑戦と葛藤を通じ、日本だけにとどまらず世界中の人々を魅了する日本酒の深遠なる世界をひも解いていく。日本では今夏公開される。
Sundance Selectsは、インディペンデント映画の配給を手がけるIFC Filmsの姉妹レーベルにあたり、米国内のインディペンデント映画をはじめ、ドキュメンタリー作品やワールドシネマを中心に扱う。本作とあわせ、デンマーク・コペンハーゲンの有名レストラン「NOMA(ノーマ)」が期間限定で東京に出店した時の模様を追った長編ドキュメンタリー「Ants on a Shrimp(原題)」の北米権も獲得した。